しかし、レアもの好きダイバーが喜ぶ『 生息深度を覆す・奇跡の海 』 なのですが、
もちろん、いいことばかりではありません。 もちろん、弱点もあるのです。
その前に、ここリロアンの魅力(近さ、浅さ)を紹介いたしましょう。
◇ 日本の空港からセブの空港まで 4〜5時間(風向き、強さ。 シーズンによります)。
◇ セブの空港からダイビングサービスまで 車で30分。
◇ ダイビングサービスからポイントまで ボートで0〜15分。
いいですねぇ、近いですねぇ。
それでは、『レアもの』と呼ばれる生き物の最浅の生息深度は、
◇ タンザクハゼ属(ブルーリボンゴビー) −3m
◇ オニツノハゼ −3m
◇ ヒレナガネジリンボウ −5m
◇ スミレハナハゼ(バンドテイルダートフィッシュ) −13m
◇ ミミックオクトパス −6m
◇ タツノイトコなどタツノオトシゴの仲間達 −4m
◇ フィコカリス・シムランス −4m
◇ アカタチ −6m
これは、まだまだ一部ですが、どうでしょう。 あなたが今まで見た生き物の
深度よりも、浅いのではないでしょうか。 というか、激浅な生き物もいますね(笑)。
こんな深度なら、今まで撮りきれてなかった生き物達も、じっくり、ゆっくり撮れる
のではないでしょうか! しかも、流れがほとんどないのですから!
もう、ワクワクしてきた方も、いるのではないでしょうか(笑)!
そんなワクワクしている時の腰を折って、申し訳ないのですが、
リロアンの海の弱点の話です。
リロアンの海には、いくつかの川が流れ込んでいます。 山から川を通って、肥沃な栄養が
海に流れ込んでいるので、『レアもの』と呼ばれる生き物が豊富であると思われます。
しかし。 栄養分と一緒に、雨が強いほどに、”土砂が流れ込む”のです。
土砂が海の底に溜まると、粒子の細かいシルトと呼ばれる底になります。 粒子が小さい
ということは、一度巻き上がったら、なかなか沈まない。
そう、透明度がよくない日が多いのです。
だから、「 セブ島って、南国! 南国の綺麗な海でダイビングしたい!!」
という方には、お勧めできません。
これが、『レアもの』の宝庫・奇跡の海リロアンの弱点なのでした。
しかしながら、その弱点を覆す感想をたくさん頂いています。
『 近い&浅い 』魅力 や、 『 レアもの 』の魅力 が、あまりよくない透明度
のマイナス部分を上回っているのですね。 皆さんの感想も見てみて下さい。 お客様の声
また、透明度があまりよくないとなると、「綺麗な写真は撮れないのか?」
こんな疑問も沸いてくるかと思いますが。
それは、大丈夫。 このホームページの水中写真を見てみて下さい。
十分、綺麗で素敵な写真が多いでしょ。 あんまり透明度がよくないところでも、
綺麗に撮ってもらうアドヴァイスもさせて頂いていますので、是非、聞いてみて下さい。
もちろん、ダイビングスキルの上達方法(砂を巻き上げないフィンワークとか)もね!
私のアドヴァイスなしでも、十分に綺麗な写真を撮っている方もたくさんいますね!
近い将来、あなたと一緒に潜れるのを楽しみにしています!!
ボス |